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2月17日 平昌文化オリンピック「Echoes for PyeongChang」

  •  WRITER : 梁邦彦
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    18-02-23 20:03  
2月17日平昌文化オリンピック「Echoes for PyeongChang」単独公演 @Kanneung Art Center

自分が音楽監督を担当した開会式(9日)&閉会式(25日)とは別に、平昌文化オリンピックの一環として2月17日(土)、カンヌンアートセンターで11月25日ソウルブルースクェアシアターで行ったオリンピック応援公演である「Echoes for PyeongChang」を行った。公演会場のカンルンは平昌オリンピックの氷上スケート競技会場が主にある地域。一方スキーなどの雪上競技や開会式を行ったスタジアムは平昌地域にあり、平昌の東側にある。何よりも、この公演日は正に同じ敷地内であの歴史的スケート戦(羽生と宇野選手が金銀を獲得)が行われ、自分たちも会場から見える巨大スクリーンであの競技を観戦できた!(画面のみ>音はなくて残念だったけど^^;)これも何かの縁だろうか。


江陵駅にKTX高速鉄道で到着すると、やはり外国人観戦客含め多くの人でごった返し。そのすきを見て我らメンバー&スタッフも写真撮影に勤しんだ^^。この日は1月末~2月初頭の世紀末的寒さは影を潜め、幸い穏やかな天候でラッキーラッキー。メンバー皆の表情もいつになく、嬉しそう。もちろん自分もカンルンに来たのは初めて、平昌地域とはまた違う空気を感じながら、はやる気持ちを「気合」に転換。正直開会式の評価が決して悪いものではなかったので、自分の中でそれに続くこの公演は「絶対外せない」&「外したくない」公演だったのです。

リハーサルでは、すでにメンバーの力の入り具合がいつもとは明らかに違い、すごい気迫でやる気モード200%。ちょっと驚き^^
皆さん表情も心なしかいつもより引き締まり、クールな印象。そして自分は今日このLIVEでマストで演奏を考えていたパラリンピックドキュメンタリー「WHO I AM」のオフィシャルTシャツをしっかり着用。やっぱり自分も気合入っていたのかな。



公演で一番印象的だったのは、今回のプログラムで目立った新曲はなかったけど、今までやってきた楽曲が全くあたらしい息吹が吹き込まれたように生まれ変わって聞こえてきたこと。やはり「この地」で演奏することのパワーなのだろうか。
ジョンソンアリラン発祥の地であるこのオリンピックで演奏できたこと、応援テーマ曲として作った「Echoes for PyeongChang」を去年11月25日ソウル公演で初演し、そしてまた現地で演奏できるのは感慨深かったし、WHO I AMのメインテーマ曲はこの公演が決まった時点でマストで演奏を考えていたチューン・演奏で一番力が入った曲だったかもしれない。

そして自分の中でとても大事な曲「ECHOES」も外せなかった。あくまでも自分の中でのイメージだけど、ECHOESのベクトルはオリンピック&アスリート的外向き&上昇志向のもので、この曲ができた2003年から一貫して自分が向いている、目指している方向の到達点の一つがもしかしてオリンピックなのかなとか、、、色んな思いが交差しつつ演奏した。

アンコールはDream Railroad。目の前のレイルロードが、オリンピックのように;国境を超え遥か彼方まで「つながって」くれたらどんなに良いだろうと思った。そしてFRONTIER:2002年アジア大会のテーマ曲。曲途中のピアノソロを弾く時、ふと今日行われていたフィギュアスケートを思い出した。氷上を優雅に滑り舞う選手たちと、そこで繰り広げられるドラマの終焉。羽を休める選手たちがSWANに思えてきたのかな。

メンバー全員、前でラインナップをした時、観客の皆さんの晴れやかな表情を見ていたら、再度フィギュアスケートを思い出し、そのまま自然にピアノに向かいSWAN YARDを弾いた。弾いているうち気持ちがスっと軽くなり、自分も羽を休める時間だなと思い、ステージを降りた。



本当に忘れることの出来ないコンサートになった。
ここ数カ月間かかりきりだった、開会式&閉会式の音楽はやはりオリンピックというイベントのために作り上げた音楽、それに没頭していたここ数カ月間。でもこの日は久しぶりに自分の懐に戻り「自分の言葉」で楽しく皆さんと会話したような満たされた気分だった。

さて、これを書いているのは平昌閉会式の準備をしている競技場の一室で、今は閉会式リハーサルの合間。
残り数日で閉会式。長い旅路がこれで終わります。最後まで最善を尽くしてゴールしたいと思います。
皆さん応援よろしく&閉会式までどうぞ楽しんで下さい。

♪ 平昌文化オリンピック「Echoes for PyeongChang」フォトギャラリー
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2月22日
梁邦彦