ライブから少し時間が経ちましたが、ディスクガレージのサイトに素敵なレビューアップされたので、それに合わせてこのブログをアップします。
https://www.diskgarage.com/digaonline/liverepo/219847
Photo;東 美樹(Azuma Miki)
ライブの時にも話しましたが、この プロジェクトの発端は僕とAKIHIDEさん両方を知る日本のプロモーター;ディスクガレージさんが一緒にライブをやると 面白いことになりそうだと思いつき、2023年12月 僕の品川教会コンサートにAKIHIDEさんを招いてくれ、そこで初めてお会いしたのが始まり。
端正なルックスとその柔和な人となりがとても好印象でしたが、 その後すぐライブが実現する事はなく、今年の春先ディスクガレージさんから具体的な提案をいただきました。
互いがほぼ知らない状態から始まりライブをやるまでと言うのは、正直それほど簡単なことではないと思う。互いの音楽の指向性や相性もあるし、 キャラクターの違いなどなど 正直懸念もありましたが、オンラインミーティング含めた幾度かのやりとりで互いの曲をどういう風に演奏するかなど、追い込んだやりとりをするうち不安が期待にどんどん変わっていきました。今回はいわゆるセッションライブではなく、2人でどのように月を描くかと言うことが公演のテーマ。ではレパートリーどうするか、 月をスケッチするイメージで互いの曲を持ち寄り、そしてどうアプローチするか、さらにはカバー も入ると雰囲気広がるよねなど、色々膨らませていきながら進めた。
レパートリーと素敵なレビュー感想はオンラインにも載っているので、そちらもぜひ見てください。
AKIHIDEさんがアコースティック&エレキを含めた4本のギターと多くの機材を駆使して多角的なアプローチをしてくれ、特にエド・シーランで有名になったループマシーンを活用、自分の演奏を重ね合わせていくことでいわゆるピアノとギターと言うデュオの範疇を超えたスケールを表現でき、それによって曲がのイメージが大きく膨らみ、僕の演奏も必然的に変わっていくという好循環が生まれたと思う。ある曲では幻想的に、ある曲ではエッジの利いたハードな演奏になったり、僕のいつもやる曲が全く別物に別の「月色」に塗り変わっていきました。
詳しくはレビューにも列挙されてますが
スタートの4曲を2人でスタート、
01. Song of Moonlight 02. 待雪草 03. 蛍火 04. Steppin' Out
そして各自ソロコーナーがあった後
05. 月と星のキャラバン(AKIHIDEソロ) 06. Lost(AKIHIDEソロ) 07. 永遠の夏(梁邦彦ソロ) 08. 英国恋愛物語EMMAのテーマ~「ゴールドサンセット」(梁邦彦ソロ) 09. Wish To Fly(梁邦彦ソロ)
2人がまたステージで一緒になるきっかけとして、互いがやったことあるカバー曲、タンゴの名曲Liber Tangoで再会。結構白熱^^; 楽しかった。
そして僕のアニメ十二国記の曲「夜想月零」では、初トライとしてピアノに「空間アンビエンスエフェクト」を加えてみた(具体的には音響チームからピアノ音を僕の機材に戻してもらい、僕の方から空間エフェクトをかけた)、これがなかなかバッチリ!次世代エフェクトの進化を実感。これからもたくさん活用していこうかな^^
そこに幻想的なギターが加わって夜空に浮かぶ月の弓を描き、最後は朧(おぼろ)月が見えたと上記DIGAのレビューにもありましたがまさにその通りだと思った。
続くWho I Amはギタータッピングのリズム;パーカッションをベースに 2人のリアル演奏が加わり、通常以上の ボリューム感でモチベーションが どんどん上がっていきました。
最後のLapis Lazuliもループと魅力的なギターアルペジオに合わせ、僕も自由奔放にピアノ弾けてトリップ感3+!で超盛り上がり。
アンコールはAKIHIDEさん代表曲レインマン、ボーカル曲を今回は特別にインストで。演奏時、雨の降る夜遠くに霞んで見え隠れする三日月が想起され、
最後はEverlasting Truthで盛り上がり。この曲のときの観客皆さんの素敵な笑顔とクラップがとても印象的だった。
10. リベルタンゴ 11. 夜想月雫 12. WHO I AM 13. Lapis Lazuli Encore 01. RAIN MAN 02. Everlasting Truth
以上今回ライブのイメージ綴ってみましたがレビューが本当に秀逸なので、ぜひそちらもご一読ください^^
https://www.diskgarage.com/digaonline/liverepo/219847
Photo;東 美樹(Azuma Miki)
今回のMoon Sketch、今までと又違うスタイルで普段とは違った「月」の景色を描けたと思う。
僕とAKIHIDEさんファンの方たちがそれぞれの曲で笑顔になりうなずき一緒に拍手したり、その光景がとても平和で幸せでコラボの醍醐味を100%実感できた。
本当に楽しく、貴重で忘れられないライブになりました。来てくださった方々、そしてスタッフの皆さん、ディスクガレージ、そしてAKIHIDEさんどうもありがとうございました。
それではまた、2nd Moonで会いましょう。
梁邦彦